ワーキングプア
ワーキングプア
生活保護水準以下の収入しか得られないという働く貧困層に対する呼称。
ワーキングプアなんて変な英語にするから、わからない人にはわからない。
特にワーキングプアな人たちや、なりそうな人たちほどわからなくて、
危機感を感じることができずにくるしむのではないだろうか。
主にワーキングプアを説明する。範疇に入る世帯数は、このような生活をしている人々について統計を取っておらず、はっきりとした数字は分かっていない。
不況は脱したとはいうもの、こうした世帯が増え、深刻な社会問題になりつつある。
ワーキングプアの要因
バブル経済の崩壊以降、企業はグローバル競争のなかにおいて競争力の維持向上を図るため、コスト削減に注力した。
正社員の採用を抑制することによって人員を減らす一方、アルバイトやパート、契約社員、派遣社員など非正規雇用の割合を増やすことによって、総人件費の抑制を図ってきた。製造現場においては請負、派遣が広がっていった(2006年には偽装派遣が告発された)。こうした傾向は、いわば構造的なものといえ、景気の回復期になっても、極力非正規雇用によってまかなおうとする傾向がある。その意味では景気が回復すれば、自然に解消する問題とは言いがたい。
商業・サービス業においては非正規雇用の割合が高いが、コンビニエンスストアにみられるように企業間のサービス競争の中で深夜労働など低賃金かつ過酷な勤務も増えてきた。
30歳代を過ぎてから「自分に向いていない」という自発的な離職、あるいは倒産やリストラなどの非自発的離職でいったん失業すると、特別な技能や国家資格などがある場合を除き、なかなか定職に就けない場合が多い。
派遣・アルバイト等の経験しかない場合、キャリアとはみなされない傾向が強く、正規職員登用への道は極めて狭い。非正規雇用の場合は、スキルアップのための研修の機会にも恵まれない場合が多い。
休暇、健康保険・労働保険・年金、福利厚生などの条件が一般には正規職員ほど整ってはおらず、その意味では正規職員ほど企業から庇護されていない。
年金や保険を掛けられるほど報酬も得ていない場合もある。請負や派遣などにおいてはである。疾病、事故等の場合に仕事そのものを失うリスクは高い。増加の背景には、こうした現代日本の厳しい雇用構造が関係しているものと考えられている。
取り上げこの問題に関しては、2006年7月23日21時からNHK総合テレビで放送された「NHKスペシャル」でほか、各マスメディアが報じることで近年認識されるようになった。
ワーキングプアについての疑義
ワーキングプアとは社会学に源を発する用語ではなく、メディアの世界で作られた用語であることなどから、特に新自由主義を信奉する人々や、政権与党支持者の間から、「いわゆる格差社会ムーブメントと類似するところの、マスコミュニケーションによる煽動の一端である」との異論や疑義が示されることがある。
生活保護水準以下の収入しか得られないという働く貧困層に対する呼称。
ワーキングプアなんて変な英語にするから、わからない人にはわからない。
特にワーキングプアな人たちや、なりそうな人たちほどわからなくて、
危機感を感じることができずにくるしむのではないだろうか。
主にワーキングプアを説明する。範疇に入る世帯数は、このような生活をしている人々について統計を取っておらず、はっきりとした数字は分かっていない。
不況は脱したとはいうもの、こうした世帯が増え、深刻な社会問題になりつつある。
ワーキングプアの要因
バブル経済の崩壊以降、企業はグローバル競争のなかにおいて競争力の維持向上を図るため、コスト削減に注力した。
正社員の採用を抑制することによって人員を減らす一方、アルバイトやパート、契約社員、派遣社員など非正規雇用の割合を増やすことによって、総人件費の抑制を図ってきた。製造現場においては請負、派遣が広がっていった(2006年には偽装派遣が告発された)。こうした傾向は、いわば構造的なものといえ、景気の回復期になっても、極力非正規雇用によってまかなおうとする傾向がある。その意味では景気が回復すれば、自然に解消する問題とは言いがたい。
商業・サービス業においては非正規雇用の割合が高いが、コンビニエンスストアにみられるように企業間のサービス競争の中で深夜労働など低賃金かつ過酷な勤務も増えてきた。
30歳代を過ぎてから「自分に向いていない」という自発的な離職、あるいは倒産やリストラなどの非自発的離職でいったん失業すると、特別な技能や国家資格などがある場合を除き、なかなか定職に就けない場合が多い。
派遣・アルバイト等の経験しかない場合、キャリアとはみなされない傾向が強く、正規職員登用への道は極めて狭い。非正規雇用の場合は、スキルアップのための研修の機会にも恵まれない場合が多い。
休暇、健康保険・労働保険・年金、福利厚生などの条件が一般には正規職員ほど整ってはおらず、その意味では正規職員ほど企業から庇護されていない。
年金や保険を掛けられるほど報酬も得ていない場合もある。請負や派遣などにおいてはである。疾病、事故等の場合に仕事そのものを失うリスクは高い。増加の背景には、こうした現代日本の厳しい雇用構造が関係しているものと考えられている。
取り上げこの問題に関しては、2006年7月23日21時からNHK総合テレビで放送された「NHKスペシャル」でほか、各マスメディアが報じることで近年認識されるようになった。
ワーキングプアについての疑義
ワーキングプアとは社会学に源を発する用語ではなく、メディアの世界で作られた用語であることなどから、特に新自由主義を信奉する人々や、政権与党支持者の間から、「いわゆる格差社会ムーブメントと類似するところの、マスコミュニケーションによる煽動の一端である」との異論や疑義が示されることがある。