吉兆
株式会社 吉兆
大阪市に本店が日本料理の料亭「吉兆」グループの持株会社である。現在、料亭等の事業は同社自体は行って資本関係のないグループ5社が行っている。
吉兆 略歴
歴史は浅く創業は1930年である。
開店の日、何と客は0人だったという逸話がある。そこから地位を築いた創業者である湯木貞一の才能にあったと言っても過言ではない。その後2回店舗を移転、戦後に高麗橋店と旧家を購入する。関西財界を中心として名声を高めていき1979年、1986年、1993年の東京サミットで他の歴史ある有名料亭を押しのけて日本料理担当に選ばれたことで世界的に有名な店となったが、食品賞味期限偽装問題が発覚し、その信頼は大きく揺らいでいる。
吉兆 特徴
日本料理には宮廷料理の系統である有職料理、大名の宴会料理である本膳料理、江戸時代に町人の宴会料理として確立した会席料理などがあるが、吉兆の料理は献立やしつらいに至るまで茶懐石の影響を強く受けている。
創始者の湯木貞一が茶道に造詣が深かったことに貞一は後に自らの茶道具コレクションを基に「湯木美術館」を設立している。
吉兆 吉兆グループ
吉兆の特徴として、この手の高級料亭には珍しい多店舗展開がある。
創業者の貞一が息子たちを暖簾分けの形で独立させたのがその始まり。大阪市の本吉兆高麗橋店や京都市の京都吉兆嵐山店などは政財界有力者、外国要人の接待で利用されることが多い。東京吉兆「ホテル西洋銀座店」は小泉純一郎元総理が総理在任中に利用したことでも知られている。
現在は11社と財団法人で「吉兆グループ」を構成する。
料亭の営業を行って会社であるが、現在はグループの「持株会社」として吉兆ブランドという知的所有権の管理を行っている。株式会社吉兆が全額出資する子会社5社(キクコーポレーション、ユキカンパニー神戸、ユキカンパニー船場、ユキカンパニー京都、ユキカンパニー東京)が不動産管理会社として不動産を管理している。
料亭営業会社は株式会社本吉兆、株式会社神戸吉兆、株式会社船場吉兆、株式会社京都吉兆、株式会社東京吉兆の5社から各会社が株式会社吉兆から吉兆ブランドを、不動産管理会社5社から店舗を借り受けて各店舗の営業を行っている。
料亭営業会社5社は吉兆グループを構成してはいるが、株式会社吉兆とは資本関係はない。そのため、株式会社吉兆は料亭営業会社の中枢機能は持たない。本吉兆が名称からグループの中核と思われがちだが営業会社はそれぞれ独自の経営形態をとっており、どの会社が中核であるという位置づけはない。
^ 社名と店舗には神戸とあるが、本社の所在は大阪市。
吉兆 店名の由来吉兆とは、西宮戎神社や今宮戎神社などで毎年1月10日を挟んで前後3日間に行われる十日戎(とおかえびす)に授与される福笹につける子宝のことで、福笹自体も吉兆笹と呼ばれており、店名はそれに由来する。
湯木貞一と縁故のあった画家により縁起を担いで物だが、当初ルビには「きっきょう」とふられていた。客が「きっちょう」と読んだために現在は「きっちょう」と読むようになった。
吉兆 沿革
1930年 創業者の湯木貞一が神戸の中現長から独立し、大阪新町にて「御鯛茶處吉兆」を創業。
株式会社吉兆を設立。
東京サミットで料理を提供。
各事業会社を設立し、グループ会社制に移行。
創業者の湯木貞一逝去。
吉兆グループの一つ「船場吉兆」にて、食品賞味期限偽装問題が発覚。
吉兆 不祥事
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賞味期限改ざん発覚
吉兆 消費期限、賞味期限切れの菓子、惣菜の販売2007年10月28日、「吉兆」グループの1社である「船場吉兆」(大阪市)は5種類の菓子のラベルを毎日張り直して消費期限もしくは表示を偽装していたことが明らかとなった。
この製品を製造したのは、店舗ではなく、製造委託を受けた福岡市内の洋菓子店である。福岡市食品安全推進課は同年9月11日から調査を実施、船場吉兆は10月27日より全商品の販売を取りやめた。11月1日には、岩田屋が惣菜でも同様の消費期限、賞味期限切れ販売が発覚したと発表した。
最終的に12商品で期限切れ販売をしていたと認めた。
11月14日、売り場の責任者だったパートの女性ら4人が「店長(湯木尚治・船場吉兆取締役)からの『1か月延ばして売りや』といった指示で賞味期限のラベルを張り替えていた。従業員はみな店長の指示と分かっていた」と本社側も含めた組織的な関与を証言し反論している。パート女性らによると偽装問題発覚後の10月31日夜、湯木取締役から「全責任はパート女性にある」とする会社作成の「事故報告書」に署名・押印を求められた。パート女性が「事実と違う」と拒否すると同取締役はパート女性は押し問答の末、1時間半後に署名せず帰宅した。翌日にも期限切れ商品を販売した理由を紙に書くよう迫られう。取材に対して「パート女性従業員の言葉はすべて嘘」だと反論している。
農林水産省の調べでは店の在庫や仕入れの数の報告が大阪の本社に毎日ファックスで送られていたことが判明しており、この報告で改竄を認識していたと見られる。
各百貨店では事態を重く見て、おせちやその他製品の取り扱いを見合わせ11月12日、博多大丸は物販・飲食ともに契約解除を通知し、看板も撤去された。
吉兆 地鶏の産地偽装2007年11月9日、本店(大阪市中央区)でも産地等を偽装していた事が判明した(九州産の牛肉を「但馬牛」とブロイラー(国産若鶏)を「地鶏」と表示していた)。
産地や原材料を偽装していた物は合計で10商品に上っている。「ブロイラーの件は業者が地鶏と偽って納入した、産地偽装の件は現場の仕入担当者が独断で行った」としているが前者に関して業者は「地鶏として船場吉兆に販売したことは無い」、後者に関して店員や業者は「値段や品質も違うのは明らかであり、船場吉兆役員も承知していた」とそれぞれ証言しており、両者の言い分は真っ向から対立している。
船場吉兆が鶏肉を仕入れていた業者(「とり安」(京都市))は「国産若鶏」専門業者として、当事者の吉兆よりも歴史は古く100年以上の業歴を有する老舗である。
吉兆 みそ漬けの産地偽装2007年11月16日、大阪府警生活環境課は疑いが強まったとして、本店などの関係各所の強制捜査に入った。
捜索場所は、本社のほか大阪市中央区の湯木社長宅や、12か所。府警は湯木社長ら幹部からも任意で事情聴取している。容疑は、2007年3〜10月にかけ、「牛肉みそ漬け」「牛肉みそ漬けと鶏肉みそ漬けセット」「牛肉みそ漬けと明太子セット」の三つのセットの原材料として、佐賀県産と鹿児島県産の牛肉を使って加工した商品を箱詰めした。
「三田牛」などと表示したシールをはり、東京都内のギフト販売会社と大阪市内の阪急百貨店に計101個を納入した疑い。この三つの商品は約3万〜約1万5000円で販売していたという。幹部らは商品表示の一部に虚偽が事実については認めているが、「会社ぐるみではない」「幹部の承知事項ではない」などと組織的な関与を否定してきた。
偽装商品が多岐にわたることなどから末端社員らの単独行為とは府警は不正が長期間継続・放置されてきた疑いが強いとみている。
吉兆 店舗一覧
本吉兆(大阪・長野) 高麗橋本店 - 要紹介、夜42,000円〜 大丸梅田店
正月屋
黒四ロイヤルホテル店 - 長野
ホテル阪急インターナショナル店
帝国ホテル大阪店
神戸吉兆
神戸本店 リーガロイヤルホテル店
神戸店
BBプラザ店
船場吉兆(大阪・福岡) 現在リンク先は、お詫びに差し替えられている 船場本店 船場店 - 夜36,750円〜 心斎橋店
博多店
天神店
京都吉兆
京都本店 嵐山店 - 夜42,000円〜 リーガロイヤル店
花吉兆
京都グランヴィア店
松花堂店
名古屋店
東京吉兆
東京本店 銀座店 - 要紹介 ホテル西洋銀座店 - 夜26,250円〜
帝国ホテル店
新宿伊勢丹 正月屋店
味吉兆 伊勢丹立川店 歌舞伎座店
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