切り絵
切り絵
白黒に染め分けた下絵を黒い紙に固定し、不要な部分を切り抜いて絵を作り上げていく絵画の手法のひとつ。手法ではないが、白と黒のコントラストの妙や、刃物の切り口による独特の造詣が味わい深く、愛好家が多い。
切り絵 切り絵の基本切り絵の基本は白黒のモノクロ画で、黒い紙を切り抜き、白い紙に貼り付けるという手法で制作する。
スケッチした絵を白と黒に染め分け下絵を作る。
このとき、輪郭線は全て繋がるように描いておく。時にバラバラに離れてしまうからである。 下絵をホッチキスで黒画用紙などに固定する。
余分な部分を刃物で切り抜いていく。裏面に糊を塗布し、台紙となる白い紙に接着して完成である。
最近ではバラバラに離れているものでも、カッターの切り味が活か「切り絵」と呼ばれている。
切り絵白黒が切り絵の味わいの基礎となるわけだが、カラーの切り絵ももちろんある。
手法としては 裏から色紙を貼り、台紙に接着する 台紙の方に色紙を貼り、上から切った絵をずれないよう輪郭線を台紙に写し取って絵の具で塗り、上から作品を貼る。
市販のパターン紙を使うなど、工夫によっていろいろできる
切り絵 切り絵の起源切り絵は中国を起源とするお守りであり、日本でも古より神様の儀式に使われ、今も飛騨高山などでは奈良時代以来と伝えられる伝統的な様式が残っている。
その後は染物師が使う染の型紙として発達した。上海で行われている伝統的切り紙(きりがみ)は上海で内山書店を経営していた内山完造が日本から伝えたものである
切り絵 切り絵作家
関口コオ(日本の切り絵作家の第一人者) 滝平二郎(絵本「モチモチの木」「花さき山」などの絵を担当) 久保修(作品が切手や年賀葉書のデザインに採用されている切り絵画家) 筑紫ゆうな(筑紫哲也の次女であるペーパーカットアウツ・アーティスト) アンリ・マティス
切り絵 道具
主に使われている道具について記述する デザインカッター
替え刃式の工芸用のカッター。
カッターと刃を先端部から取り外して交換する。部位によって使い分けるとよい。
刃先は非常に切れ味が鋭いため、注意が必要である。
際に便利。
水のり(長期保管用) スプレー糊は、時間の経過とともにはがれやすいため、長期保管を目的として製作するなら、でんぷんのりを多量の水で薄めたものを使う。
カッターマット
刃から机を保護するためのマット。
金定規
直線を切る時に使う定規。
カッターなどの刃先にも強い。
主に和紙と洋紙が用いられる。和紙はカッターの刃が傷みにくく、 洋紙は刃が痛みやすい。
洋紙ならタント紙が扱いやすい。 色和紙
主に着色のために用いられる。
風合いで和風な雰囲気に合う。台紙に貼り付け、ずれないように上から切った紙を貼る。
絵の具
台紙に直接色を塗り、上から作品を貼って着色する。
切り絵 様々なアプローチ紙を切って貼るという点から「貼り絵」や「ちぎり絵」と混同されたり、ハサミで紙を切ってゆく寄席芸の切り絵と思われることが多かったりと、国内での切り絵の認知度はさほど高くはない。
輪郭線を繋げて切るという、従来の切り絵の作法に捕らわれない新しいスタイルの切り絵も生まれてきている。
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